記録用

主にポケモンのこと

【SV S8シングル】対面+クマママン【最終357位/レート2008】

 

 

 

構築経緯

チョッキイダイトウ♀の対面性能の高さに着目し、構築の軸に決定。

サイクル構築をずっと好んで使っていたためイダイトウの対面性能を活かしつつサイクルも回せるポケモンを探したところ、ママンボウの願い事バトンで対面アタッカーを再利用できることに気付き、物理受け兼クッション役として採用。

ママンボウが特殊アタッカーの起点になるのを避けるため、ハバタクカミやサーフゴーに対する引き先としてHD防弾ガチグマを採用。

上記3体を一旦基本選出とし、イダイトウが不利を取る相手を安定して倒せるポケモンを探した結果、最終的にパオジアンに対面有利な襷ヒスイウインディミミッキュに強い剣舞デカヌチャン、ウーラオスを上から倒せるスカーフ霊獣ボルトロスで構築が完成した。

 

 

個別紹介

 

イダイトウ

控えめ 199(28)-100-100(116)-167(252)-108(100)-100(12)

特性:適応力 持ち物:突撃チョッキ

テラスタイプ:氷

波乗り シャドーボール 冷凍ビーム アクアジェット

 

調整先

B→陽気ランドロスの鉢巻地震確定耐え

D→特化眼鏡サーフゴーのシャドーボールが85.4~102.5%

S→12振りヒードラン抜き

 

初手での対面性能がかなり高く、カミやツツミを安定して狩ることのできる神ポケモン

C種族値100とはいえ適応力シャドーボールでツツミを一発で倒せるほどの火力は出るので、火力不足に感じる場面は少なかったです。

耐久は特化ガチグマの根性地震耐えや控えめサーフゴーの眼鏡シャドボ確定耐えぐらいまで振るのもいいかと思います。個人的にはCを削りたくなかったのでこの調整でずっと使っていました。

ラスタルを切ると適応力の補正が消えて逆に弱くなるので、切らないと負けに直結するぐらいの場面以外では切らないことを推奨します。

 

 

ママンボウ

腕白 272(252)-95-145(252)-×-66(4)-85

特性:再生力 持ち物:ゴツゴツメット

テラスタイプ:フェアリー

じゃれつく バトンタッチ 願い事 くすぐる

 

本構築のMVP。

耐久値はヘイラッシャより一回りほど低い代わりに再生力と願い事バトンがかなり優秀で、消耗したアタッカーをほぼ全開まで回復して再度使用することができました。後攻バトンで有利対面を作りつつ再生力で自身も回復できる動きが強かったです。

また、くすぐるでカイリューの竜の舞を打ち消しながら願い事で詰める動きができるのも良かった点でした。

欠点としては剣の舞はくすぐるでのデバフが追いつかないことと、カイリューランドロスの鉢巻飛行テラバーストを二耐えできないのが割と致命的でした。

序盤で廃れると思っていた剣舞パンチグローブウーラオスが終盤逆に増えたので、ラオスに対しては雑にママンボウを投げる動きをしないように心掛けていました。

 

 

ガチグマ

意地っ張り 237(252)-176-125-×-132(252)-71(4)

特性:防弾 持ち物:食べ残し

テラスタイプ:鋼

地震 冷凍パンチ 剣の舞 欠伸

 

主にママンボウに対して出てきたカミやサーフゴーを後投げから処理する枠。

鋼テラスを活用すると特性防弾によって上記の2匹はほぼ打点が無くなるため、安定して倒すことができました。

ウインディのステロと併せて欠伸ループに持ち込んだり、隙を見計らって剣舞を積んだりと、数値の高さのおかげで臨機応変に動けるのが強かったです。

性格を慎重にすると眼鏡サーフゴーに対する安定感が増し、意地っ張りにすると無振のカミやサーフゴーをワンパンできる数値になるので、どちらでも良いと思います。

 

 

デカヌチャン

陽気 170(76)-116(164)-102(36)-×-126(4)-157(228)

特性:型破り 持ち物:オボンの実

テラスタイプ:飛行

デカハンマー じゃれつく 叩き落とす 剣の舞

 

調整先

B→陽気珠ミミッキュのA2↑シャドークロー確定耐え

D→臆病ツツミのハイドロポンプをオボン込みで二耐え

S→最速コノヨザル抜き

 

ミミッキュを後投げから対処してもらう枠。

飛行テラスのお陰で剣舞を積めるタイミングが多く、そのまま3タテしてくれる試合もありました。(カイリューを始めとする水テラスの流行は少し向かい風でした)

デカハンマー以外の火力は悲しいほど出ないので、Sを準速ラオス抜きほどに留めてAに回すのもありかなと思います。

ツツミに身代わりを残させないために元々身代わりだった枠をじゃれつくに変更。ガッサの胞子をすかしたり、飛行テラスを切って身代わりを残したまま対処という動きができなくなった分、じゃれつくの採用によって見れるポケモンも増えたので一長一短でした。

 

 

ウインディ(ヒスイ)

意地っ張り 171(4)-183(252)-100-×-100-142(252)

特性:石頭 持ち物:気合いの襷

テラスタイプ:草

諸刃の頭突き フレアドライブ 神速 ステルスロック

 

パオジアンに対面で勝てるポケモンとして採用。

単純に技威力が高いので裏で受けづらく、意外とそのまま突っ張ってくる相手が多かったです。神速を読んで引いてくるタイミングでステロを撒けるのも優秀でした。

テラスタイプは要考察で、ガッサと水ロトムがが重すぎたので草にしていましたが、耐久はあってないようなものなので一致テラスタルでも普通に強いと思います。

 

 

ボルトロス(霊獣)

控えめ 179(196)-×-90-190(60)-100-153(252)

特性:蓄電 持ち物:拘りスカーフ

テラスタイプ:飛行

10万ボルト サイコキネシス テラバースト ボルトチェンジ

 

調整先

B→特化ガブリアスの逆鱗確定耐え

D→臆病眼鏡ハバタクカミのムーンフォース確定耐え

S→準速スカーフイーユイ抜き

 

剣舞ウーラオスがどうしようもないことに気付いたため、牽制しつつ上から処理できる枠として採用。飛行テラバーストが想像以上に通りが良く強かったです。

耐久の調整先はあくまで目安で、最低でもこれぐらいの耐久は欲しいというラインまで振りました。

サイコキネシスはテラスタルを切らずにオオニューラを上から倒せたり、重かったテツノカイナに撃ったりと、使い勝手はなかなか良かったです。

 

 

基本選出

アタッカーの中から一体(主にイダイトウ)+ママンボウ+ガチグマ

(展開構築や受け構築、この選出で無理なポケモンが生じる場合には対面2+受け1や対面3で選出)

 

 

立ち回り

初手のアタッカーで数的有利を取った後、残りを後ろのママンボウとガチグマで対応する。

出来るだけテラスタルママンボウとガチグマに残すことを意識。状況によって願い事でアタッカーを再利用する。

 

 

重かったポケモン

ディンルー

水テラスだとお手上げ。一応挑発と吹き飛ばしがなければママンボウのくすぐると願い事でBを下げた後に後続のアタッカーに繋げることは出来ました。

 

キョジオーン

こちらも水テラスだとお手上げ。イダイトウ+霊獣ボルトロスの選出でようやく対応できるレベルでした。

 

ランドロス

鉢巻や剣舞など全ての型を考慮すると一貫した動きを取ることができず、読み間違えてそのままイージーwinされるという流れが多かったです。

 

ウーラオス

剣舞持ちの増加がほんとうに辛かったです。必ずセットでパンチグローブを持っているのでゴツメで誤魔化すこともできず、二舞されないことを祈りながら強引に後攻バトンでイダイトウやボルトロスに繋ぐことでしか対処できませんでした。

 

 

総括

サイクル戦が好きな自分にとってテラスタル環境はあまり好ましくなかったのですが、今期はサイクルも回せつつ環境に順応した構築が組めたかなと思っています。

挑発持ちや起点回避技がガチグマの欠伸しかなかったため展開構築への勝率があまり良くなかったのと、ヘイラッシャの減少に伴い剣舞持ちのアタッカーが増えたことに対する回答が乏しかったのが反省点でした。

今後はサイクルという軸は保ったままで、最終2桁を目標に頑張りたいと思います。